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イクメン座談会

横浜FC×ヨコハマダディ“イクメン座談会”

横浜をホームタウンに活躍するプロサッカーチーム「横浜FC」の選手に、子育てを楽しむイクメンがいるということで、 ヨコハマダディとの“イクメン座談会”が実現しました!
スポーツを通じて子どもたちに夢を届けている選手の皆さんは、パパとしても素敵な方たちばかり。
笑い声やお互いへのツッコミが絶えない会話は、チームメイトとしてコミュニケーションが密なことをうかがわせました。
自身の子育て経験だけでなく、横浜のパパや子どもたちへも熱いメッセージをいただきました!

メンバー紹介

奥寺 康彦氏
横浜FCの代表取締役会長
日本人初のプロサッカープレイヤーで、ドイツのブンデスリーガで活躍した初めての日本人選手。 35歳の長女をはじめ三男一女の父。 主に子育て期を過ごしたドイツでは家族で多くの時間を過ごす。帰国後は子どもと遊ぶ時間が少なく、妻任せの部分が増えてしまったので、もっと話をするなど一緒の時間をもちたかったかなと振り返る。
藤田 祥史(よしひと)選手
センターフォワード。2011年、横浜FCに移籍
1歳9カ月の息子をこよなく可愛がるパパ。 DVDを観たり本を読む時間が欲しいと思う一方でも、練習後は息子と二人で公園に行くことも多く、最近ボールを蹴るようになったと目を細める。 子どもと二人で過ごす時間は、ママにゆっくりしてもらう時間でもあるとも考える優しいパパ
シュナイダー 潤之介選手
ゴールキーパー。2010年、横浜FCに移籍
現在小学校1年生の娘が生まれた際、ママの入院により約1ヶ月間、子育てとサッカーの両立をこなす。 家族や病院、選手仲間からの支援やアドバイスを受け育児全般をマスターしたせいか、娘はパパっ子に。 単身赴任の今は、たまにしか会えない娘を笑顔にすることを心がけている。
柳沢 将之(まさゆき)選手
ディフェンダー。2010年、横浜FCに移籍
今年の3月1日に第1子となる女の子が生まれた新米パパ。 シーズン開幕週と出産が重なり、子どもが生まれた感動も冷めやらぬまま、病院から練習場に駆けつけるという、慌ただしいエピソードを持つ。 目下、育児に取り組み中で、お風呂のお湯とミルクの温度チェックは温度計なしでも手慣れたものとなった。

■子どもが生まれて、自分の視野が広がった

ヨコハマダディ>>
サッカー選手は、夜からの試合や遠征もあり、心身共にハードなお仕事だと思うのですが、みなさん子育てに積極的ですね。子どもが生まれて、仕事や私生活で変わったと感じることはありますか?
藤田>>
自分の時間がなくなった! でも、それをいうと嫁が怒る。(一同笑)
シュナイダー>>
確かに自分の時間はなくなるよね。 でも、僕の場合は視野が広がったり、仕事にもプラスは多いかな。子どもが生まれた当初は、3時間おきにミルクをあげる生活だったので、夜あまり寝てない状態で試合に出たこともありますが、逆にリラックスして試合に挑めたんです。 冷静に試合に挑めたことによって、キーパーにとって大事な判断力がついたので、逆に娘に感謝しています。 そこから僕はコーチング(試合中の指示)のキーパーとして、売りだしていけました。前は熱くなってガンガンいくぞ、という感じだったんですけどね。 実は試合中に怒っているのも演技で、あれはリラックスした状態で怒っているんですよ。(一同感心)
柳沢>>
やっぱり、今までの夫婦というより、子ども中心の生活になりましたね。 あと、電車の中でベビーカーを押している人を見ると、助けたいと思うようになったとか、そういう意識は変わりました。

■子どもがやりたいことを応援します

ヨコハマダディ>>
親としてお子さんに寄せる期待とか、みなさんの子育てモットーを教えてください。
柳沢>>
自由、自立、出世で。 (一同笑)
ヨコハマダディ>>
サッカー選手は子どもにとってあこがれの職業だと思いますが、お子さんにサッカーをやってほしいと思いますか?
藤田>>
今は全然ないです。やりたかったらやったらいい、と思いますね。 でも自分がサッカーを家で観ているせいか、子どもがボールを蹴るようになっていて、びっくりしました。
シュナイダー>>
娘は、学校で吹奏楽部に入っています。幼稚園の頃から、まわりに「お父さんのチーム勝ったね」とか言われているから意識はしていると思うのですが、サッカーはまだやりたいとは言ってないですね。
親としては、子どもがやりたいことをしっかり応援したいですね。僕自身も両親の協力があって、ずっとサッカーを続けてこられたので。親の応援があると、子どもは夢を目指すことができるかなと。
奥寺>>
欠点ばかり直そうとせずに、いいところを見つけて「よかったね」「すごいね」って褒めてあげたいですよね。“ダメ”を言い過ぎると、子どもが引っ込み思案になったり、やる気を持てなくなるんじゃないかな。
もうひとつは過保護にしないこと。がんばってやろうとしている時には見守ることで、自立心が育つと思います。

■地域の親子に伝えたい「サッカーの楽しさ」

ヨコハマダディ>>
横浜FCさんは、チームとして社会貢献活動(※詳細はコチラのページ)をかなり大切にされていらっしゃいます。 自分のお子さん以外に、地域の子どもたちに対して感じてらっしゃることを教えてください。
奥寺>>
サッカーを通じて子どもたちに楽しく遊んでほしいので、イベントではふれあいを第一にしています。 まずは、コミュニケーションをとりながらボールに親しみ、楽しめることが大切だと思っています。 一方、スクールではサッカーの上達を目的にやってきた子が集まるので、サッカーの技術をしっかり教えます。
藤田>>
僕たちの活動をきっかけに、サッカーに興味をもってくれたら嬉しいですよね。 「はまっ子ふれあいスクール」に参加した際に子どもたちの表情が輝いていたのが印象的でした。技に挑戦して、できたらすごく嬉しそうだったり・・・。それをきっかけにサッカー選手になりたいと思ってくれたら嬉しいです。

■子どもと過ごす時間を大切に

ヨコハマダディ>>
最後に、横浜のパパたちに向けたメッセージをお願いします。
奥寺>>
父親と母親が、お互い得意なことを活かして助け合う姿を、子どもに示してもらいたいですね。 一緒の時間を過ごすことで“パパ好き!”になると思うので、休日はゴロゴロ寝ていないで、子どもとの絆を深めてください!
柳沢>>
パパも仕事で疲れていると思いますが、ママもとても大変だと思うので極力サポートしつつ、いっぱい子どもと接して、がんばっていきましょう!・・・自分に言い聞かせているかな(笑)
藤田>>
短い時間でも、遊んだりして愛情を注ぐのは大事ですよね。一緒にがんばりましょう!
シュナイダー>>
パパだけでなくママも含め、仕事しながらの子育ては大変だと思いますが、それを言い訳にしないで子どもとたくさん接してほしいです。愛情を注いだ分必ず返ってきます。子どもは覚えてくれているからね!
編集後記

厳しいプロスポーツの世界にいる横浜FC選手のみなさんが、パパ業を楽しんでいる姿に感動しました。選手の素顔を垣間見ると、試合中の姿にも興味が湧いてきます。スポーツの秋、家族で横浜FCの試合を観戦するのはいかがでしょうか?

◇横浜FCオフィシャルサイト
http://www.yokohamafc.com/