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【都筑区】初夏の昆虫観察会〜ゼフィルスの羽化〜

【都筑区】初夏の昆虫観察会〜ゼフィルスの羽化〜

開催:都筑中央公園
開催日:2019年6月9日(日)

 朝方まで雨が続き、曇り空というあいにくの天気でしたが、昆虫観察が大好きな親子6組が「都筑中央公園」に集まり、『初夏の昆虫観察会〜ゼフィルスの羽化〜』が開催されました。
 この会を主催しているのは、里山の保全活動を行う「NPO法人都筑里山俱楽部」で、季節に合わせてさまざまな昆虫や植物、野鳥の観察会を親子向けに開催しています。当日講師として昆虫について教えてくれたのは、「調査観察部会」で長年活躍している河村さんです。まずは河村さんから、この時期に観察できる特別な蝶「ゼフィルス」の生態について講義がありました。
 ゼフィルスは“森の女神”とも呼ばれ、栗の花が咲き始めるこの時期に見ることができる蝶です。現在、世界で124種、日本では25種確認されていて、美しい緑やムラサキの羽を持ち、主に樹上で生活しているそうです。子どもたちは河村さんの話をとても興味深そうに聞いていました。講義が終わったら、さっそく虫取り網とカゴを持って、ゼフィルスを探しに公園へ出発です!
 公園内には雑木林や竹林、田畑、湧き水があり、たくさんの虫や蝶が生息しています。この日は雨上がりで気温が低かったため、なかなか虫を発見できませんでしたが、途中で「ツバメエダシャク」や「カノコガ」などを見つけ、子どもたちは大興奮! 河村さんから「昆虫たちは、雨が降っている時や雨上がりは葉の裏で休んでいる」という話を聞いたので、葉の裏まで細かく観察する子どももいました。
 2時間ほど公園を散策し、最後はまたみんなで集まり河村さんの話を聞いて終了しました。残念ながらゼフィルスの姿を見ることはできませんでしたが、目に見える場所だけでなく、葉の裏など目に見えない場所にも生き物がたくさん生息していることを知ることができた一日となりました。
 「都筑里山俱楽部」では、昆虫観察会のほかにも、炭焼きやネイチャークラフト、草木染めやジャガイモ掘りなど自然と触れ合うイベントがたくさん開催されています。詳しくはコチラ
をご覧ください。(はやしあさみ)