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石ちゃんからのメッセージ

石ちゃん×ヨコハマダディ インタビュー

お笑いコンビ・ホンジャマカのボケ担当で、グルメリポーターや俳優としても活躍している、“石ちゃん”こと石塚英彦さん。横浜市保土ケ谷区の出身で、小学校から大学まで市内の学校に通ったハマっ子だということはご存知でしたか? ハマっ子かつ先輩パパでもある石ちゃんが、ヨコハマダディのために貴重なオフの時間を割いて、青葉区地域子育て支援拠点「ラフール」でのインタビューに応えてくれました!! 石ちゃんならではの、食べ物を引き合いに出した子育てに関するエピソードやモットーは、とてもわかりやすく説得力がありました!

■子どもにも妻にも、できることは積極的に

ヨコハマダディ>>
大学1年生の息子さんと、高校1年生の娘さんがいらっしゃるということで、ヨコハマダディを見ている方々からすると“先輩パパ”になります。 これまでどのように子育てに関わってきたのでしょうか?
石ちゃん>>
子どもが小さい頃は、芸人として若手で仕事時間も今よりずっと不規則でした。一緒に過ごす時間がなかった分、休みの時は遊び貯めの感覚であちこち出かけていました。密度の濃い父親になろうとしていましたね。
でも、次第に時間のやりくりもできるようになって、中学生くらいまでは参観日などの学校行事にも参加していました。今でも、旅行や外食、買い物には一緒に行くし、家に友達を連れてきた時には、顔を出してあいさつしたりしますよ。子どもが何をして、何を考えているのかわからないのは寂しいですからね。
あと、仕事先で食事をする事が圧倒的に多いけれど、家族で食事をする時間を大切にしています。やっぱり“食”って大事ですから!
ヨコハマダディ>>
夫婦間や親としての役割など、気を付けている事はありますか?
石ちゃん>>
妻は好きで結婚した相手だし、子どもは自分のDNAを受け継ぐ存在だから、両方に対して、できることは積極的にやるべきだと思っています。
あと、母親の方が子どもと一緒にいる時間が長いから、次第にしかっても効力が薄くなる・・・なんてこともあるので、僕は、注意はするけどめったに怒らないです。僕が怒る時は最終段階か本当に悪いことをした時だけですね。
母親に怒られた子どもの逃げ場になる意味でも、これは有効だと思っています。

■一人の人間として、子どもの意見を尊重

ヨコハマダディ>>
子育てのモットーやスタンスなどがありましたら聞かせてください。
石ちゃん>>
『約束を守る』と『あいさつをする』ですね。
これは、子育てに限定したことでなく、人と人が仲良くやっていくために重要なことだと考えているので、子どもが小さいうちからしっかり伝えています。 子どもの場合、例えば“やりたい!”と言ったから始めた習い事をやめたいと言うなど、約束通りに事を進めるのは難しい時もあるけど、やめたい理由が、気分次第じゃなくて自分なりにちゃんと責任もって考えていたり、できなくても一生懸命やった末での結果なら、それは尊重します。
子どものニュートラルな視点や意見に、ハッとすることや感心することも多いから、子どもの発言権が小さいとは思っていないし、親だからと頭ごなしに押し付けたりしないですね。
そういう意味では、子どもと対等な視点というか、一人の人間として接しています。

■みんなで子育てを“まいう~♪”に

ヨコハマダディ>>
子育ては楽しいことばかりではなく、時に悩むこともありますが、どう乗り越えてこられましたか?
石ちゃん>>
悩みを抱え込むのは良くないですよね。
自分のことを話したり他の人の話を聞くことは、客観的に自分を見られるせいか、楽になったり、モノの見方が変わったりしますよね。
すぐ食べ物の話題になっちゃうけれど、例えば、“俺の丼、肉少ないじゃん!”と思っても、もし隣の人の丼には全く肉が入っていなかったとしたら、受け止め方とか考え方が変わってきますよね。
夫婦で話し合うことも大事だけど、苦しみや悩みを共感できる仲間や場所を持つことも重要だと思います。だから、横浜市がやっている横浜イクメンスクールのような企画や、今日お邪魔している地域子育て支援拠点のような“場”はすごくいいと思います。
子どもをきっかけにした付き合いは、同じような楽しみや悩みを持つ人とつながりを持てるし、共通の話題があるからとても楽しいですね。
僕自身、子どもが幼稚園に通っていた頃からの友達とは、旅行に行ったり、親同士で飲みに行くなど、いまだに家族ぐるみの付き合いが続いています。
ヨコハマダディ>>
最後に、横浜のパパたちにメッセージをお願いします。
石ちゃん>>
生まれたての赤ちゃんは、究極的にみんな一緒に見える。でも、育てる過程でそれぞれ個性が出てきますよね。
子育てには、いろんなやり方や考え方があるから、共感できる人や、自分と似た悩みを解決した経験のある人と、どんどん話をして欲しいです。
子どもは牛とは違うから、あまり良い例じゃないかもしれないけど、和牛は1か所にいた子牛が色々な産地に引き取られ、ブラッシングや散歩、エサなどを工夫して育てた結果、肉質が違う牛になる。肉質を柔らかくしたいと思えば、柔らかくするのが得意な人に聞くのが一番ですよね。

話し合うほどアイデアや子育て法がたくさん出てきて、それらを知ることにも価値がある。みんなで子育てを“まいう~♪”にしましょう
編集後記
インタビューの後は、ラフールに来ていた子どもたちと触れ合い、記念撮影にも笑顔で応じていた石塚さん。見た目どおり懐が広く、人とのコミュニケーションを大事にしていることが伺えました。