【南区】絵本の読み聞かせと自然遊び
2015年12月12日 (土)
会場:横浜市こども植物園
開催日:2015年12月12日(土)
たくさんの緑が生い茂る、横浜市こども植物園。園内にはバラ園や野草園、竹、花木、生垣、薬草園などが整備され、植物について学べるように、各所に植物に関するクイズパネルが設置されています。
このこども植物園では月に一度、親子向けに絵本の読み聞かせと季節に合わせた自然遊びが開催されています。今回は、冬を意識した絵本と自然遊びが行われました。
まずは、研修室で絵本の読み聞かせからスタートします。この日読まれたのは、洗濯物や木が揺れる音など、風の音を感じることが出来る『かぜフーホッホ』とミノムシが成長する様子を描いた『ぷらぷら』、そしてお芋が主役の紙芝居『ころころじゃっぽーん』。いずれも、冬に見られる風景や物が題材となっています。子どもたちは、絵本の中の風やミノムシが揺れる音に耳を傾け、じっと絵本を見つめていました。読み聞かせをしてくれたスタッフの方の、「昔は冬の風物詩だったミノムシですが、現在は絶滅危惧種になっている地域もあるそうです」という説明には、ママやパパたちがびっくりする声も上がっていました。
読み聞かせの後は、上着を着て園内に出発です。落ち葉やマツボックリなどを集めるためのバケツも渡され、子どもたちは大はしゃぎ。一生懸命に落ち葉を拾い集めていきます。
落ち葉の中には、甘い匂いがするというハート形の可愛いカツラの樹の葉もあり、鼻を近づけているパパの姿も。残念ながら、風邪気味で何の匂いもしなかったそうです…。
たくさん落ち葉が集まったら、シートの上に広げて落ち葉のプールの出来上がり。ガサガサ音を立てて、子どもたちがその上を歩き回ります。ハンカチを広げて落ち葉を入れ、閉じて丸めてボールに見立てたり、マツボックリを探す宝探しゲームをしたりと、自然をおもちゃにしてめいっぱい身体を動かして遊びました。
「拾ったマツボックリを家に持って帰るなら、乾いている時に土や汚れをはらってから洗ってくださいね。マツボックリを水にぬらすと、笠が閉じてしまいますから」など、スタッフの方から植物についての豆知識も聞くことができ、大人も「今まで知らなかったです!」など、子どもと同じように楽しそうに過ごしていました。
こども植物園では、毎月第二土曜日に、この”絵本の読み聞かせと自然遊び”が開催されています。春はタンポポやシロツメクサで花冠をつくったりと、その季節を味わえる内容になっているそうです。自然の中で遊んでいると、子どもだけでなくパパやママの表情もいきいきしているように見えました。ぜひ、季節を感じに遊びに行ってみてください。(はやしあさみ)