【中区】『こどもに起こりやすいけがや病気の手当てとその予防について学ぶ講習会』
2015年9月12日 (土)
開催日:2015年9月12日(土)
関内駅の近くにあり、”子どもを楽しく安全に遊ばせることが出来る”と好評の、地域子育て支援拠点のんびりんこ。たくさんの親子向けイベントが開催される中、9月12日には日本赤十字社神奈川県支部の指導員が訪れ、日赤中区地区委員会主催『こどもに起こりやすいけがや病気の手当てとその予防について学ぶ講習会』が午前と午後に分けて開催されました。
以前は男性向けに開催されていたそうですが、昨年より一部を親子向けへとチェンジ。今回も、パパたちの参加がありました。
午前中はこどもに起こりやすい病気のお話を、午後には予防法や応急処置を学んでいきます。
「大事なことは、子どもの目線に立って考えてあげることです。例えばポットの注ぎ口などには大人の指は入らないですが、小さな子どもの指ならすっぽり入ってしまいます。予想もつかない行動を取るのが子どもですよね。また、自分の家では子どもが届く位置に危ないものを置いていなくても、友人宅や実家などでは注意が必要です。大人の目線では何事もないようなことも、子どもの目線に立つと、危険な物に早変わりしてしまうこともあります」と、指導員の方がお話しをしてくれました。
また、子どもは上手に「ここが痛い」「どのように痛い」と伝えられないことがほとんどです。なので、「痛い」と訴えてきたら、患部以外も気にしてあげることが大切になるそうです。その際、まずは”大丈夫だよ”と優しく声かけをし、怖がらせないようにしてあげましょう。
誤飲や水での事故の対処方法の他にも、身の回りにある物として、ハンカチ・ストッキング・雑誌を使った応急処置方法をレクチャーしてくれました。実際に体験してみましたが、包帯などが手元になくても、ハンカチやストッキングをくるくる巻くだけで簡単に応急処置が出来ました。不意の骨折なども、雑誌をあててストッキングでくくれば、骨を固定することが出来るそうです。これらは、災害時などにも役に立つ知識になるため、熱心に聞き入るパパやママの姿が見られました。
同室にはおもちゃや遊び場が用意されていたので、子どもたちを遊ばせながら話を聞くことが出来たので、パパやママもいつもより集中して話がきける環境だったことも良かったのではないでしょうか。
日本赤十字社では、各地で赤十字幼児安全法短期講習を行っています。詳しくはコチラを。(はやしあさみ)