【港北区】講演会「たまりばから伝えたいこと ~ぼくたちもこどもだった~」
2011年10月29日 (土)
会場:港北区地域子育て支援拠点「どろっぷ」
『子どもの自由な発想で遊び、学び、つくりつづける施設』としてプレーパークやスタジオなど子どもたちの多様な居場所をもつ「川崎市子ども夢パーク」の所長を務める、西野博之さんの講演会が行われました。
0歳~小学生程度のお子さんをもつパパ・ママが集い、時折笑い声などもおこりながら、皆さん終始真剣な表情で西野さんのお話しに耳を傾けます。
不登校、いじめ、自殺など、子どもを取り巻く問題の背景にあるのは、「自信のない子どもたち」であると、西野さんは言います。
安全・安心のためにと、ついつい子どもに「ダメ!」と言っていませんか。これによって、子どもは自力で活動する機会を失います。親のコントロールが過度に強い状態は、「見えない虐待」とも言われています。「親はゆるいくらいが丁度いい」と西野さんは提案します。
また、「これをやりたい!」という子どもの意志を尊重し、何でもやらせてあげましょう。ほめられても、失敗しても、子どもは大きく成長し、自信を獲得します。「暮らしの中で自分の存在が根付くことこそが、今の子どもに必要な”心の根っこの力”だ」と、西野さんは熱く語ります。
「”ゆるい親でOK”という内容だったので、気が楽になりました」と、9カ月の男の子のパパ。がんばりすぎず、時にはリラックスして、子どもに接することも大事なんですね。
(ひらさわ)
この事業(講座)は、こども青少年局「横浜パパスクール」事業の一環として実施する「地域におけるパパ講座事業」です