【中区】「こそだて」したら、「たそだて」も
2011年10月16日 (日)
会場:NHK横浜放送局
NHK横浜放送局にて、子育て支援イベント&FMラジオ公開録音「YOKOHAMAキラキラ☆子育て~詩の贈りもの~」が開催されました。
会場内では、妊娠中または赤ちゃんのいるお母さんお父さんが綴った「トツキトウカ」の詩およそ100篇が展示され、特設ステージではNHKアナウンサーによる詩の朗読を行いました。
さらにNHK「おかあさんといっしょ」で1985年から8年間歌のお兄さんを務めた坂田おさむさんの歌のライブやNPO法人孫育て・ニッポン代表棒田明子さんらが登壇してのトークショーも。
「”こ” に “+(プラス)”を足すと”た”になります。ひとりでわが子だけを育てるのではなく、他人の子も、多くの人の手で楽しく育てましょう」とメッセージを送る棒田さん。
世代を超えて地域へ広がる子育て・孫育てのコツがいくつか紹介されました。普段の暮らしから、商店街を使ったり子供会や町内会の役員をすすんで引き受けたり運動会・防災訓練などの地域イベントに参加することなどなど・・・。
「3歳くらいまでに、地域のおじさん、おばさんと顔見知りになっておけば、災害が起きたときなどに子どもを守ってくれる人が増えますよ」。
またこの日はちょうど孫の日。おもちゃのプレゼントや育児の価値観の違いで、祖父母とついついトラブルになった経験がある方も多いかもしれません。祖父母世代と円満に子育てするためのコミュニケーションのポイントを、棒田さんは「先手必勝」と語ります。
「おじいちゃん、おばあちゃんたちの、孫へのあふれるような愛情を受け止めてあげるには、先行してふくらみがちな心配を、早めに取り除いてあげることです。例えば、お正月の段取りも、それとなく今からお話してもいいかもしれませんね」。
赤ちゃんの天使のほほ笑みは、親族や地域とつながる最大のチャンス。それを有効活用して、周囲との関係を見直していくと楽しい「たそだて」が実践されていくのでしょう。
(ひまるパパ)