【中区】子どもの「どうして?」に応えるサイエンスパパ
2011年7月30日 (土)
会場:中区地域子育て支援拠点
「のんびりんこ」
「雲ってどうしてできるの?」「雨は何で降ってくるの」子どもは3歳をすぎるころから、「なんで?」「どうして?」を連発するようになりますね。
そんな時すぐに応えられるパパだと格好よくありませんか?
日本気象予報士会のスタッフが集まった「サニーエンジェル」のみなさん主催による「さいえんす・パパカフェ」はそんなパパを増やす試みです。
「本業は電車の運転手さんや病院の受付の方までさまざまです。子育て中のパパ・ママに科学を身近に感じてもらいたい動機ではじめました」。とはサニーエンジェルのゆかたんさん。ふだんは専業主婦の方とか。「世界ではじめての試みかもしれませんよ(笑)」
さてここでクイズです。
普段感じることの少ない「空気」。頭の上(10cm四方)にかかっている空気の重さは下のいずれかでしょう?
① 1キロ
② 10キロ
③ 100キロ
答えは・・・そう③100キロです。
「日常ではあまり感じませんが、わたしたちはいつも空気に押されています。1気圧は、頭上に100キロの空気がのっかる計算です。けっこう大きな圧力ですね。体全体に等しくかかり、内側からも同じ圧力で押し返しているから私たちはつぶれません」。
なるほど!この日の講座では気圧を実感するために、マシュマロをつかった実験や、空の雲の様子で天候を予測するコツなどをレクチャー。たしかに野外活動が多くなるシーズンは、突然の豪雨や増水に警戒しないといけません。
子どもの「なぜ?」に応えるだけでなく、パパの危機管理にも応用のきく「サイエンス」でした。
ちなみに「雲」は「海や川から蒸発した水分が上昇して、上空で冷やされた水蒸気のあつまり」とスタッフは応えてくれましたよ。(ひまるパパ)