【南区】海藻おしば教室
2022年11月13日 (日)
場所:南センター(南地区センター・南寿荘)
日付:2022年11月13日(日)
地域の住民の活動と交流を目的とした南地区センターと、高齢者の憩いの場である南寿荘の複合施設として、様々な講座やイベントが開催されている南センター。この南センターで、“海の森の大切さ”を伝える「海藻おしば教室」が行われました。“海藻おしば”とは、浜辺に打ち上げられた様々な海藻を素材にした“押し葉”です。講師は海藻おしば協会の高山さんで、小学生から高齢者まで様々な年代の18名の参加者が集まりました。
まずは、海の森である海藻の役割や、大切さがよく分かる動画を全員で見ました。陸上の植物と同じく海藻も、人間の吐いた二酸化炭素を酸素に変えてくれるという働きがあります。近年の温暖化や、大気、海水汚染により、世界中の海藻が枯れたり、死滅するという現象が起きているそうです。海藻が減少すると、食物連鎖によって魚や海獣も減少してしまいます。横浜市では、海洋資源を活用した温暖化対策プロジェクト「横浜ブルーカーボン事業」が行われていることも紹介され、参加者は「そうだったんだ」と感心しながら、話に聞き入っていました。
動画の後は、いよいよ海藻おしば作りです。浜辺に打ち上げられていたという、ヒラアオノリ、アナアオサ、アカモク、カギイバラノリ、フシツナギ、マクサ、ヒラクサという佃煮やトコロテンの原料などにもなっている9種類の海藻を使用して作成していきます。用意された水の中で海藻を広げ、それを丁寧に紙の上に置き、爪楊枝などを使用してのばしたり形を作ったりデザインしていきます。参加者はみんな初体験でしたが、夢中になって海藻おしば作りを楽しんでいました。中には「今度海に行ったら、貝殻だけでなく海藻も拾う楽しみができた」と話している方もいました。
海藻おしば教室は、全国各地で開催されています。また、南センターではこの他にも様々な講座やイベントが行われています。今後の予定はコチラをご覧ください(はやしあさみ)。