連載第5回:遠藤 亮介さんの「自然体で外遊び」のススメ
「自然体で外遊び」のススメ
毎日が遊び心
「大人にとって意味のない行動も、子どもにとっては立派な遊び」と前回はお話ししました。
今回はわが家での遊びをいくつか紹介したいと思います。
家族円満は朝の15分で
ものすごく寝起き悪い我が息子。朝起きてすぐから、泣いて母ちゃんにべったり。このままでは朝ごはんや僕のお弁当もままなりません。そこで、僕は2人で朝から外に出ます。どんなに泣いていても外に出るとピタッと泣きやむから不思議です。
近くの川で鴨を見て、隣のマンションの壁面の模様を怖がって、散歩の犬に手を振って、登校する小学生を観察して、電柱に抱きついて帰ってきます。
まさに大人にとっては意味がわからない行動。でも彼にとってはすごくおもしろいことなんだろうな~。(そうそう、奥さんのためにゴミ出し業務を一緒にすることは決して忘れずに!)
のんびり散歩は遊びがいっぱい
時間がない時ってついつい「早くいくよ!」とか「そっちじゃなくて、こっちでしょ」と子どもを急かしてしまうことありますよね。
だからこそ逆に、時間があるときは子どものペースに合わせてのんびりと行きたいものです。
散歩中に石や葉っぱで遊びが始まり、足が止まることはしょっちゅう。そんな時僕はいつもその場でボケーっとして待っています。僕はそれをただ見てるだけ。なかなか先には進みませんが、それでよし。ずっと同じ場所にいたりするので「まだいたの!?」と買い物帰りのおばちゃんに笑われたこともありました。歩いて5分の道に1時間以上かかることもしばしば。時間がある時はあせらずのんびり。遊びは散歩中にも溢れています。
晴れ時々裸足のちビール?
天気のいい日は家族3人でお弁当を持って大きな公園や海に遊びにいきます。
芝生や砂浜では、ぜひとも親子で裸足になることをオススメします。大人になるとなかなかそんな機会はありませんが、気持ちいいからぜひともやってみてください。子どもが感じていること一緒に感じられると思います。そして裸足で青空の下で飲むビールは格別ですよ(そうそう、奥さんの許可を忘れずに!)
と、わが家はこんな感じで毎日遊んでいます。難しいことは特に何もしていません。
ちょっとだけ、時間と気持ちを上手く調整して、子どもの行動を親がもっと面白がってみましょう。もっともっと楽しく子どもと過ごせますよ。