【栄区】『親子ゲーム体験から学ぶ 防災イベント』
2015年8月23日 (日)
会場:桂台地域ケアプラザ
開催日:2015年8月23日(日)
「若い世代のパパたちママたちに、もっと防災意識を高く持って欲しい!」という熱い思いから、桂台地域ケアプラザにて、初の親子向け防災イベントが開催されました。
通常の防災訓練とは違い、会場内にはポイントカードを片手にはしゃぐ子どもたちの姿がたくさん。これは、震災時に必要な技術や知識を、ゲームやオモチャの交換会などを通じて身につける新しい防災訓練のシステム”イザ!カエルキャラバン!”のスタイルを取り入れたものです。
火事の煙から身を守る動作や知識を段ボールキャタピラー競争で学んだり、特大カエル人形を病人に見立て、毛布担架で運ぶ方法を教えてもらいます。
「ひと昔前は町内会などで行われる防災訓練のファミリー世代の参加率も良く、地域の交流も盛んでした。しかし最近では、防災関連のイベントを開催しても、シニア世代の方が多い状態です。いざという時のために、若いファミリー世代にも参加してもらいたくて。地域の自治体や子育てサロン、防災ボランティアネットワークなどたくさんの団体と協力して実現しました」とお話するのは、桂台ケアプラザスタッフの方です。
“防災”ということもあり、パパと一緒に参加する子どもも多く見られました。パパに防災の知識があれば頼りになるし、家族は安心です。日曜日を開催日に選んだ理由も、たくさんのパパたちに参加してほしいからだそうです。
緊急時の心臓マッサージを習うブースには、パパと一緒に熱心に救命士さんのお話を聞く子どもの姿もありました。ゲーム以外にも、災害時に役立つ知識として、紙でつくるお皿や非常食の作り方、防災人形劇や東日本大震災を風化させない願いを込めた朗読会など盛りだくさんのタイムスケジュール。そして、建物の外には本物の消防車もスタンバイし、実際に運転席に乗れるとあって、子どもだけでなく大人も大喜びでした。
このイベントが、各家庭で災害時の備えや避難場所を話し合う良いきっかけになったのではないでしょうか。
桂台地域ケアプラザでは、毎月地域交流プログラムを開催しています。次回の予定を知りたいかたはコチラまで。(はやしあさみ)