会場：横浜市長浜ホール

日時：2014年8月9日(土)

長浜ホールで初めて行われた「親子でゆったり。クラシック・コンサート」。パパやママだけでなく、祖父母も一緒に会場へ足を運ぶ家族の姿もありました。大人も子どもも一緒にクラシックを楽しめるイベントです。

この日の会場は、ベビーカーでも入れるように設営され、前方には子どもたちが自由に動けるようにマットを敷いたフリースペースも設けられていました。

リンゴーンという鐘の音に合わせて、場内が少しだけ暗くなりました。いよいよコンサートの開演です。

ステージに現れたのは、金沢区を中心に活動しているピアニスト・笠石まゆみさん、NHK交響楽団に在籍するヴァイオリニスト・木全利行さん。木全さんから曲や作曲家についての説明があり、演奏が始まりました。

第一部はF・クライスラー『愛の喜び』、R.シューマン『子供の情景』が演奏され、パパや子どもたちも一流の音に耳を傾けていました。途中でグズりだす子どももいましたが、自由に立って移動ができるので安心です。

第二部は楽器のお話からスタートしました。ヴァイオリンの表は松の木、横・裏はカエデで出来ていることなどの説明があり、パパやママも興味を持って耳を傾けていました。

その後、E.エルガー『愛のあいさつ』、J.ウィリアムズの映画『シンドラーのリスト』テーマ曲などが奏でられると、美しい音色に眠りに入ってしまう子もチラホラ。最後の曲が終わると場内は割れんばかりの拍手に包まれました。

普段は子育てに奮闘していて、なかなかクラシック音楽を聴きに行くことが難しいパパやママたち。この日は一流の調べをゆっくりと楽しむことができたようです（おかみつ）。