【西区】いつまでもかかっていたい「音楽の魔法」
2011年5月5日 (木)
会場:【西区】横浜みなとみらいホール
今回で12回目を迎える、横浜みなとみらいホールの「こどもの日コンサート」。開場したとたんに、0歳から小学校低学年の子どもをつれた家族連れでいっぱいでした。
クラシックコンサートといえば「背筋を伸ばして聴きに行く」という印象ですが、この日はぐずりや泣き声で、周囲に気を使うことは無用、館内にはオムツ替えのコーナーも充実しています。貼紙には「パパもどうぞ!」。
市内随一のホールでわが子がはじめて聴く音楽会は、パパ・ママへの配慮もある、とってもうれしい機会でした。12年を数える人気企画なのもうなずけます。
さて今年のテーマは「音楽の中の魔法」。映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のサントラから、おなじみのバレエ音楽『くるみ割り人形』やディズニーの「いつか王子さまが」「美女と野獣のテーマ」までフルオーケストラによる編成。
巨大なパイプオルガンを見上げながら、ステージを眺めると、その華やかさに圧倒されます。
今日はちょっと前まで赤ちゃんだった自分の娘と鑑賞するなんて、それこそ「魔法」がかかったよう。
ホールのマスコットのトラさんが司会をして、地元の少年少女合唱団によるコーラスや、バイオリンの全日本学生音楽コンクール本選出場した小5の女の子がソリストとして登場します。60分のプログラムは、子どもにとっても楽しめる濃い内容でした。
横浜みなとみらいホールでは、上質の音楽に親子が身近にふれられる演奏会を、年間を通じて多数企画。今秋には「0歳からのパイプオルガンコンサート」も予定されています。
音楽の魔法で、子どもたちがいろんな夢や想像をふくらませてほしいですね。その姿を見るのが、親にとっていちばん嬉しい瞬間なのですから。
(ひまるパパ)
写真提供(一番上):横浜みなとみらいホール