【泉区】「家族がハッピーになるパパの関わり」とは?
2011年1月22日 (土)
会場:泉区役所会議室
泉区の子育て支援拠点「すきっぷ」が企画した「がんばるパパとママのための子育て講演会」では講師に菅井正彦さん(子育て支援事業スーパーバイザー)を迎え、セミナーと参加した35名のパパママのグループトークが行われました。
「子どもを授かって嬉しい」「育児をがんばろう」と思っている母親ほど、人に頼ったり相談したりすることが出来ません。講演では、一人で抱え込み、「育児うつ」から虐待に走るケースなどが実例をもとに紹介されました。
人間の子どもは他の多くの動物と違い、周りの力を借りないと生きていけない未熟な状態で生れます。だから、ママの負担はとても大きいそうです。子どもが健やかに育つためには、ママの心の安定があってこそ。そのためにパパをはじめ周囲の人が出来ることは、「ママの話を聴く」ことと「育児から一時的に解放させて、リフレッシュを図る」ことがポイントとか。
「批判やアドバイスはいらないので、ひたすら真剣に聴いてあげる」「ママが本来の自分を取り戻すためには、9時間子どもを預かる」などの話も印象的でした。
参加したパパからは、「(講演の内容は)勉強になった」「ママの現状が分かってよかった」。ママからは「共感できる話が聞けてよかった」「自分だけではないと分かり救われた」「パパとの会話の時間を作っていきたい」などの感想が寄せられました。
後半はパパ・ママそれぞれ分かれて、感想や意見など自由にグループトーク。予定時間を延長するほど、どのグループも話が弾みました。ママたちはお互いの育児に共感し、パパたちは他の人の話を聞くことで参考になることがたくさんあり、充実した時間を過ごせたようです。
「パパ向けのいろいろな企画をしてほしい」「今回の第2弾を」とたくさん意見があがるなかで、おじいちゃんやプレママ・パパの参加も。
「ここに参加しているだけも、パパとして合格点!」と菅井先生も感心していました。
この事業(講座)は、こども青少年局「横浜パパスクール」事業の一環として実施する「地域におけるパパ講座事業」です。
(たなか)