【西区】あわてないために、経験を積もう!
2010年11月20日 (土)
会場: 三菱重工横浜ビル33階 会議室
いよいよ寒さも本番。風邪やインフルエンザ予防が話題になる季節です。はじめて赤ちゃんが冬をむかえるご家庭は、とくにデリケートになりますね。西区こども家庭障害支援課と子育て支援拠点「スマイル・ポート」が共催したイベントは「パパの救命救急講座」。この日は24組の親子が参加しました。
けいゆう病院の小児科部長の田口暢彦先生による講演
『小児救急のかかり方を学ぼう』では、発熱から下痢・嘔吐、熱性けいれんまで小児によく見られる症状についての説明がありました。
参考)横浜市こどものための健康情報
http://www.city.yokohama.jp/me/kodomo/katei/kodomo_kenkou/
参考)医療機関を受診した方がよい場合↓
田口医師は緊急時の保護者の態度について、こう触れています。「子どもの発熱に最初にでくわすと、誰でもあわててしまいます。熱性けいれんならばなおさらです。これは仕方がない。救急車を呼んでいいと思います。しかし熱性けいれんは、大部分が4~5分でおさまります。その後悪化することはほとんどありません。経験を重ねるにつれ、子どもの様子をよく観察して余裕をもって対応をしてほしいですね」。
冷静な対応は、経験の積み重ねから。講座ではさらに西区の応急手当普及員の方々による救急蘇生法の実践を行いました。赤ちゃんと幼児の人形を使い心臓マッサージを全員のパパが体感。参加したパパからは「実際、落ち着いて行動できるかやはり不安はありますが、家で親が両方ともパニックっては元も子もないので、今回みたいな講座で、1回でも2回でも体験したいと思いました。」
またこの日は、途中でぐずってしまったお子さま向けに区内保育ボランティア「コアラの会」が会場内での保育も。周りが協力してのパパ講座でした。
親ならば誰も避けて通れない子どもの病気。それをひとつひとつ乗り越えていくことで、みんな”親”になっていくのでしょうね。
(ヒマルパパ)