【戸塚区】その時どうする?緊急医療のかかり方は
2010年9月4日 (土)
会場:とっとの芽(戸塚区地域子育て支援拠点)
子どもの病気や「まさか!」の緊急時に、あわてない対応ができるようにと20組のご家族を集めて、「小児救急講座」が開催されました。日赤キャラバン隊や横浜医療センターのスタッフのお話の前には、
保育士経験のある子育て支援者、竹内さんからの体を使った父子の遊び方のレクチャア。集まったお父さんのアイスブレークにひと役買います。
「パパはお母さんより力持ち。ダイナミックな遊びで子どもたちとふれあって」と、ロケット発射を真似した”たかいたかい”や、パパの足を使ってリズミカルな節で遊ぶ”遊園地”など、居間やベッドでできる簡単な遊びを教えてくれます。
そしてパパ同士の自己紹介などで場が和やかになったところで、専門スタッフから救急医療のノウハウが伝えられました。
横浜医療センター職員からは、「症状が軽い方でも救急車を利用する人が増え、救急車がたらい回しになったり、専門医に集中して現場が疲弊している点が問題にされています」と現状を伝え、かかりつけ医や電話相談などを利用してほしいことを訴えていました。
さらに現役パパの経験をふまえ「不慮の事故は家の中でおきることがほとんど。柱や扉のハード面の予防は、父親の役割ですよ」とずばり。会場のパパたちの中には、メモをとる人も。
ついで日赤幼児安全法ボランティア指導員の方から「子どもの変化は五感を触れて感じてほしい」とケガの症例にあわせて火傷や熱性けいれん、誤飲のケースに応じた適切な処置も取り上げられました。
その後、参加したパパたちはグループに分かれて車座に。レクチャーをふまえて、それぞれに自分たちの子どものケガの失敗談や経験を話しあいました。「子どもが誤飲した時は、飲み込んだものの種類で対応が違うと聞きました。どうしたらいいんでしょうか?」。
集ったパパ・ママの共通の思いは、安心で安全な子育て。地域の医療機関や相談機関をうまく利用して、救急医療を利用する目安になる観察ポイントを養いたいものです。
ところで前述の質問の応えは…
「電話相談するのが先決です。お子さまの様子はもちろん、飲み込んだものが何なのか、相談を受けたものが冷静に対応します。安心してください。」
これは、頼もしい!
(文:ヒマルパパ)