場所：磯子区役所4階 栄養相談室
日付：2021年12月14日（火）

　1〜３歳までの幼児と保護者を対象とした「おいしいおはなしよみきかせ会」が、磯子区役所の栄養相談室で開催されました。この講座は磯子福祉保健センターと磯子図書館が共催で行っており、まずは磯子図書館の司書による『やさいのおなか』（福音館書店）、『おばけのてんぷら』（ポプラ社）の絵本の読み聞かせがありました。さまざまな野菜の断面図が出てくる絵本は、子どもだけでなくママやパパも「何だろう？」という顔で見入っていました。
　その後は栄養士から「子どもの食べむらについて」「偏食について」「しっかり噛んで食べるには？」という３つのお悩みに関するアドバイスがありました。
　食べむらについては、この年齢の子どもはまだまだ食べむらがあって当然。1食でバランス良く食べさせようと思うのではなく、1日、もしくは2〜3日のトータルでしっかり食べることができていれば心配ないことや、親が食事の時間のリズムを作ることが大切であることなどが話されました。
　偏食については、子どもは食べ慣れていない食材を「こわい」と感じる気持ちがあることを理解し、食べなくても繰り返し食卓に並べる、両親が美味しく食べている所を見せるなどの継続した工夫が重要であるとアドバイスがありました。
　そして、しっかり噛んで食べるようになるポイントは「細かく刻んで食べやすくするとかえって丸飲みしやすくなるので、お口の横幅より大き目に、そして薄く切ってあげてください」など、野菜やお肉が切られてある実物を見ながらのデモンストレーションがありました。
　最後は食品衛生に関するお話があり、講座は終了しました。ママだけでなくパパの参加もあり、栄養士に野菜やお肉の切り方を質問する熱心な姿なども見られました。磯子区役所では、この他にも親子向けの講座やイベントを多数行なっています。詳しくは区役所のHPをご覧ください（はやしあさみ）。